かえでの国よりこんにちは

カナダよりお役立ち情報を発信しています。

バンクーバー市内のバス会社のストライキ

みなさん こんにちは

 

カナダバンクーバーよりここ最近起こっていることをニュースにしています。

 

バンクーバー市内にはスカイトレインとカナダラインという無人の電車、そしてその駅をつなぐバスが走っています。

 

今週の月曜日より、公共バス会社Coast Mountain Bus Company(CMBC)によるストライキが始まりました。

 

CUPEローカル4500(労働組合)に代表される180人以上の労働者が職場から立ち去った後、メトロバンクーバーでは48時間のストライキの一環としてバスが止まっています。

 

午前3時(日本時間)に始まったこのストライキは、労働者が残業を拒否し始めてから3週間後のことです。

 

CUPEのリアム・オニール代表は、月曜午後の記者会見で、組合はさらに雇用行動をエスカレートさせることを検討していると述べています。

 

オニール氏によると、労働組合と労働者の雇用主であるコースト・マウンテン・バス・カンパニー(CMBC)との話し合いは、ベテラン労働調停者ビンス・レディ氏の支援を受けて行なわれたが、新たな労働協約の締結には至りませんでした。

 

CUPEとは

CUPEとはCanadian Union of Public Employeesの訳で、公共サービスを対象とするカナダで最大の労働組合です。

 

近年は州や市の委託を受けている非営利・準公共部門 の職場も組織化しています。時にCUPE-SCFPはカナダ最大の組合であり、医療、教育、自治体、図書館、 大学、社会サービス、公益事業、運輸、緊急サービス、航空会社で働く約 70 万人の労働者を代表しています。

 

CUPE-SCFP の組合員の 60%以上が女性で、ほぼ 3 分の 1 がパートタイム労働者である。CUPE-SCFPはカナダ労働会議に加盟しており、最大の財政拠出者である。

 

ストライキが与える影響

メトロバンクーバーでは、毎日30万人以上の人々がバスを利用しており、この地域の人口の相当数が今朝足止めを食らい、何千人もの労働者が医療施設、デイケア施設、介護施設、小売店、オフィス、建設現場などに出勤できませんでした。

 

何千人もの学生が、中等教育後のキャンパスや学校に通うことができず、何千台もの車が道路を使うこととなり渋滞を引き起こすほどでした。

 

トランスリンクは、月曜日にまだスカイトレインに乗り継ぐ必要がある場合、通勤客に相乗り、自転車、徒歩、または特定のスカイトレイン駅のパーク&ライド乗り場の利用を勧めていました。

 

トランスリンクが運営しているスカイトレイン、カナダラインは通常どおりの運転が行われていましたが、駅から出ているバスはすべてストップしているため、バスがないと大変です。

 

特にブリティッシュ・コロンビア大学などの主要校は多くのバスが出ています。学校はストライキによる授業の変更は行わないと発表したました。

 

私の決断

私もバス2本と電車を乗り継いで仕事に行く通勤組の一人です。このニュースを聞いたときは、どうしようと途方にくれました。

 

UberやLiftなどを使って仕事に行こうとしましたが、値段の高さにびっくり。

私の1日の収入の半分を片道分で使うことになってしまうのです。

 

タクシー乗り場に並んでみようと行ってみると、タクシーは1台も見当たりませんでした。

 

結局私はカーシェアリングで車を借りて出勤することとなりました。道路は思ったよりもすいていましたが、バンクーバー市内へ向かう車線は大渋滞していました。

 

さすがに翌日もカーシェアリングをするのは辛いので、上司に相談したところ自宅近くのセンターで仕事ができるように手配をしてくれました。

 

本当に助かりました。

 

バスの運行は水曜日には通常に

 

話し合いはまとまりませんでしたが、バスはバンクーバーだけでなく近郊の市からの通勤、通学者に多くの影響を与えることから、本日より運転再開となりました。

 

ですが、組合の話し合いが合意なっていないため、再びストライキが起こる可能性もあることをニュースでは伝えています。

 

日本ではまずまずありえないことなので、書いてみました。

 

今日も読んでくださってありがとうございます。