かえでの国よりこんにちは

カナダよりお役立ち情報を発信しています。

【失敗談】海外でのオンラインビジネス

 

みなさん こんにちは

 

私は今に至るまでさまざまビジネスに取り組んでは失敗してきました。

 

その中で最初の大失敗であったビジネスについてお話ししたいと思います。

 

それは、オンラインショップです。

 

 

 

1、そもそものきっかけ

私は2013年にカナダ永住権を取りました。

 

2010年にカレッジを卒業したものの、ビザの関係で仕事ができず3年ほど仕事に就けない状態でした。

 

ですから、永住権が取れたらすぐにこの間のもとを取り戻したいと思ったのです。

 

つまりは、目の前のお金に目がくらんでしまったのです。

 

その結果、「手っ取り早くお金を稼ぐ」ということにのみフォーカスしてしまい、無鉄砲なまま突っ走ってしまいました。

 

2、バイマというプラットフォーム

その当時、バイマでは海外バイヤーという方が日本へ商品を直送するというスタイルが

流行っていました。

 

海外在住者であるということを生かし、海外の店舗へ出向いて買い付けをしお客様へ発送するという方法が行われていました。

 

現在は海外商品も国内で買い付けができるようになりましたが、その当時はセレクトショップも少なったので、私のように海外で就職することの難しい状態の人にとっては、ありがたいお仕事でした。

 

商品販売のプラットフォームをバイマが提供してくださるので、自分の売りたいものを売ることができるということにとても魅力を感じました。

 

3, バイマの落とし穴

ところが、いざ始めてみるとこんなはずではなかったと思うところがいくつも出てきました。

 

1 設定することが多い

たとえば、自分のプロフィールやどのようなバイヤーであるかなどの自己紹介欄は記入しなければならないことが多く、私のようなパソコン音痴の私には至難の業でした。

 

そのため、最初の商品出品までに時間がかかり、結局バイマに詳しいコンサルを受けることとなりました。

 

そのほかにも、商品出品にあたり、商品紹介やサイズ、発送方法などを載せなければなりません。

 

そのほかにも、発送には追跡できるかできないかなどの設定、値段の詳細、そして完全がつくかつかないかなどもお知らせしなければならず、大変なことだらけでした。

 

2 一人ビジネスの大変さ

私は商品の買い付け、梱包、発送そしてカスタマーサービスすべて一人でやっておりました。

 

今振り返ると外注にすればよかったと思ったのですが、そこまでの金銭的な余裕と頭が回りませんでした。

 

そして、梱包には思っていた以上にコストがかかることを学びました。バブルラップや頑丈な袋が必要だということは、商品を入手して初めて知り、全くの知識不足でした。

 

商品も同じ商品ばかり売ることはできません。定期的に新しい商品を自分のページに出さなくてはなりません。

 

商品出品にあたり、写真にも気を使う必要があります。ただホームページに載っているものをスクリーンショットしただけだと著作権に引っかかってしまいます。

 

特に、ある特定のブランドに関しては私が一番得意として売っていたのですが、著作権問題があるとバイマサイトから忠告を受けるようになってからは思うように商品を出すことが難しくなってしまいました。

 

その結果、家での作業に時間を取られてしまい自由な時間がほぼなくなってしまいました。

 

そのことから、主人とのけんかが絶えず離婚の危機になったことがありました。

 

3 ドロップシッピングがうまくゆかないことも

バイマの難しいところは注文が入ってから商品を買い付けて送る、「ドロップシッピング」スタイルというものでした。

 

ところが、注文が入ってからお店に行くとすでに売り切れているということも多々あります。

 

このことから、注文が入っても取引が中止になってしまうということがありました。

 

せっかくつながった方にお断りするというのはとっても勇気がいるものです。

 

泣く泣くお取引を中止にさせていただいたこともありました。

 

同じ商品が売れ続けたので赤字覚悟で商品を入手していたら発注が止まり在庫になってしまったということもありました。

 

4 予想外のトラブルいろいろ

オンラインショップから入手してから、お客様にお送りするということもありましたが、日本と違って注文してから届くまでに1週間以上かかるということがざらにあります。

 

その間に、お取引中止になってしまうというったケースもありました。

 

中には、届いたら商品が破損していたために、再発送するといったこともありました。

 

発送した商品が届いてないという苦情のメールが来たこともあり、国際電話をして郵便局が伝票を忘れたために起きたことを突き止めたこともあります。

 

こういったもろもろのことを含め、割に合うかと考えたら合わないでしょう。

 

私は何度涙したか分かりません。

 

4 結局のところ

私はオンラインショップを閉じることにしました。バイマでの活動は実質2年ほどです。

実は、商品買い付けにあたり銀行から利率の低いクレジット融資を受けることができたのですが、借金が残り1年かけて返済をしました。

 

これはとっても痛い経験でしたが、学ぶことも大きかったと思っています。

 

現在は新しくバイマショップを経営していらっしゃる方の買い付けなどをお手伝いさせていただいております。

 

反省点はいろいろあります。

主に上げられるのは以下のようなことです。

  • どのような商品を売るかあらかじめ計画を立てること
  • 梱包、発送にかかる経費をあらかじめ用意しておくこと
  • 商品出品には外注を雇って行う
  • どのような商品が売れるのか徹底したリサーチを行う
  • リピーターになっていただけるよう、信頼構築をする(ブログやメルマガなど)

この他にもいろいろあるのですが、それはまた次の機会にとしましょう。

 

今回も最後まで読んでくださって、どうもありがとうございます。